今後の目標−民報サロン寄稿文6/6 –
今後の目標
やりたいと思ったことは、実際に言葉にすることで実現に近づくと思っている。自らプレッシャーをかけることで自然と逃げ場が無くなるからか、明確な理由は分からない。 でも実際に、「いつか海外に行く」「いつか独立する」「スタジオを持つ」「100人撮るまで帰らない」など、本気で思って、本気で言ってたらいつの間にか実現した。もちろんこれは100パーセント自分一人の力で実現したわけではないし、力を貸してくださった皆様には本当に感謝している。なので、決して「俺は言ったことは全部実現できるのだ。ウワハハハ」と言っているわけではないことを、予めご理解いただきたい。あと、言ったけど実現できてないことも沢山ある。「大金持ちになる」とか、「今日こそは早く寝る」とか。
本題に入るが、今の目標の頂点、それは「家族で沖縄に行く」こと。ある日、仕事を終え、帰宅すると、文字を書けるようになった娘から「かぞくみんなで ほっかいどうと おおさかと とうきょうと おきなわにいこうね。おしごとがんばってね」と書かれた手紙をもらった。パパは単純なので、「パパがんばる!」と思って「ぜったいつれていく!」と言った。妻は「言ったな」と言った。パパは約束した。ただ、国内レジャーの四天王みたいな四都市を一度に制覇するのは難しいので、一つ目のターゲットとして沖縄とする。みんなで大きいジンベエザメを見て、ソーキそばを食べて、海を見て綺麗だねーとか言いたい。現地について娘が喜んでくれる顔を見たい。パパ、多分泣く。
そして、その目標を実現させるための目標は、岩城屋として成長すること。目標というより大前提なんだけど。これは写真の質はもちろん、サービス、経営力など、事業に関わること全般だ。これまでの三年間は、ひたすら必死に走り続けて、武器になりそうなものは手当たり次第、手に取ってきた感覚だ。その中で、自分の長所が少し見えた反面、短所も明確になってきた。このまま、ただ走り続けるだけでは、いつか疲弊するし、知らないうちに樹海に迷い込んでしまう。4年目となった今、ここで冷静に現在地を確認し、手元の武器を整理して、今後の方向性をもう一度見定めたいと思う。
他にも、これは開業以来、常に頭にあることだが、誰かの力になるということ。自分はこれまで、壁があるたびに、家族はもちろんいろんな方に支えられてきた。オーストラリアで所持金3ドルになった時、先輩にご飯をご馳走になった。その時、その方に「お返しはいらないけど、いつか誰かが同じく困っている時に、あんたが助けてあげなさい。」と言われた。かっこよすぎる。当時ハタチだった時よりも、歳をとるたびにその言葉の重さを感じる。とはいえ、それ以降も誰かしらに助けられてきた。特に開業時にも、背中を押してくれる人がいたり、助け舟を出してくれる人がいて、なんとかやっている。そして、独立後の大変さや苦しみを身を持って感じたからこそ、ほんの少しかもしれないが、同じように本気で挑戦しようとしている人の力になりたいと思っている。
岩城屋に関わる方、そして自分に関わる方がポジティブな気持ちになってもらえるようになりたい。そして、沖縄に家族を連れて行く。
福島民報社 2026年4月22日付け 民報サロンに掲載 寄稿原文
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